トップページ
> 中国ビジネスと知的財産権
中国ビジネスと知的財産権
知的財産戦略でビジネス上出来ること、すべきこと
中国の社会状況
中国政府が商標/特許保護の制度を強化
中国企業を含め世界中の企業が中国での商標/特許権取得を強化している(知財権の投資対効果が高い国)
インターネットにより、商標/特許権侵害を見つけやすくなった
中国/外国企業は、防衛ではなく、攻撃に知財権利を使う
ブランド、デザイン、技術が生み出す付加価値の割合が高まっている
中国ビジネスの難しさ
信頼できる専門家/パートナー探し
パートナーが、資金と技術を獲得後、日本企業を追い出そうとする
現地社員・パートナーによる内部情報の流出
模倣により、先行者利益の確保が難しい
(真似されてすぐに価格競争になるビジネスは魅力がない)
求められること
信頼ができるパートナー/販路の獲得
商品・サービスが提供できなくなるリスクを回避
模倣、情報流出を抑制
強みを安定して長期間維持
(模倣・情報流出回避)
企業目標
中国市場での売上増大
中国での安定した成長
知的財産戦略で出来ること
商標・特許の調査・出願による
他社権利の侵害リスク回避
特許調査によりアイデアを取得し、強い商品・サービスを開発
知的財産権の出願によるPR、
知的財産権取得による参入障壁を構築し、顧客・連携先を囲い込む
社員・元社員による内部情報
流出の阻止 etc.
これからすべきこと
中国市場で、重要な要素となるブランド、デザイン、技術と、その他社権利リスクの把握
ブランド、デザイン、技術をどのように管理するかの決定
(必要に応じて、知的財産権を取得)
管理した知的財産・資産を事業/経営に活用
→出願・権利をPR
中国における知財状況
中国での知財権争いは、中国企業とだけではない
日本の知財権は、中国では効力なし
日本で知財リスクがなくても、中国でないとは限らない
中国政府が知的財産保護に力を入れている
財力があり、知的財産取得に投資している
権利は防衛だけでなく、行使(活用)するためにとる(世界標準)
中国で完成した発明を日本に最初に出願するには制約がある
中国市場で潜在的にあるリスク
中国市場に輸出した商品の商品名が、他社の商標権を侵害していて市場に出せない
中国のパートナーが勝手に商品名の商標権や特許権を取得していまい、そこを通してしか商品が売れない
展示会出展で展示品が模倣されるだけでなく、他社に権利まで取られてしまう
中国で知的財産権を活かしてビジネスで成功する!
目標
優れた中国企業・専門家と組みながら、中国で市場に投入した商品・サービスで収益を安定して確保する
現状
中国で市場に出す商品/サービス開発、販路開拓はしているが、知財リスクについて把握していない、対応していない→
市場で商品・サービスを提供できなくなる可能性が
ある
模倣品が出た場合に、対抗手段がない
知財権をPRしたパートナー獲得ができない
対策を講じた後の状況
知財リスクを軽減
→市場に投入した商品・サービスから安定した利益
確保
パートナー探しに有利
模倣に対して牽制手段を獲得
対策(これからすること)
中国での知財調査
ノウハウ管理
必要に応じて出願・権利化
知財出願・権利を様々な場面でPR
中国における事業と知的財産権
商標→商品名・社名、サービス名
意匠→商品のデザイン
特許→商品で採用する技術
中国における事業と知的財産権
中小企業と知的財産権
知的財産権の行使の前例が少ない中小企業間の関係において絶対的なポジションをとれる可能性がある
知的財産権の行使の前例が少ない中小企業間の関係において、知的財産権の効力が本来の効力以上に扱われるケースが多い
大企業との関係において、都合よく扱われないようにできる
ページトップに戻る